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1個流しのめっき装置

課題(ご要望)

現状のバッチ処理では品質向上に限界があり、かつ、モノの流れを改善したい。

今も社内(もしくは外注さん)でめっきをしていますが、それはラックやジグを使ったバッチ処理です。
しかし最近、お客様から品質向上に関する要求を頂いており、その為には生産管理も含めた対応が必要です。
社内で議論をしましたが現状のバッチ処理では限界があり「ワークを1個1個搬送するしかないか?」と話をしています。
その様な事はできるでしょうか?

挑戦(開発者メッセージ)

革新テーマに対する鍵は「ワークのハンドリング」

この革新テーマに対する鍵は「ワークのハンドリング」でした。
その為、パーツフィーダーからワークを1個1個切り出し、それを稼動しているベルトへ到着する技術確立が必要となりました。
その為、進め方は慎重に3ステップを踏む事にしました。

①卓上の実験装置で簡単に確認する
②供給の部分のみ先行で製作する
③確認を受けて、残りの量産装置を製作する

結果、1個流しを実現する事ができました。
品質向上はもちろんの事、対象とされた貴金属めっきの費用が半減したと聞いた時は、お客様と共に大喜びしました。

実現(結果)

(1) 1個1個の搬送により、生産管理が容易になります。
(2) 全てのワークが同じところを通過するため、品質の安定性が向上します。
(3) 対象めっきが貴金属の場合、大きなコストメリットを得る事ができます。

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