イデヤっ子通信

イデヤっ子2018年8月号 ~チルカップ式めっき槽 六角形カップ 登場!~

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製作情報 ~チルカップ式めっき槽 六角形カップ 登場! ~
本誌でも過去に紹介しています“チルカップ式めっき槽”ですが、今回新たに六角形状のカップを製作しました。
この事により、今までの円筒形とはまた違う攪拌を得る事が出来、対象ワークやその容量によって、従来の円筒カップとの使い分けが可能です。
カップは基本、回転シャフトに差し込むだけのものですから、
その交換も簡単です。
右写真の通り、このカップも3Dプリンターで造形していますので、他の形状につきましても、対応可能です。
本カップの効果は、また、追って本誌でも紹介させて頂きます。

 

編集者のひとり言     コピー取りにも世界一の努力を! 
上記はシリコンバレーで有名な女性ベンチャーキャピタリスト
“アン・ミウラ・コー”の人生を大きく変えた言葉です。
学生の頃、彼女は大学のアルバイトとして、コピー取りやファイルの整理に従事します。
取るに足らない、つまらない仕事としていた彼女に、父親が言ったのが、この言葉です。
以降、彼女はどうすれば早くコピーを取れるか、
カラーバランスや鮮明さは? 取った後のコピーの整理は?と、ひたすら考え、実行します。
そして、この努力が学内で噂となり、とあるビップのキャンパス案内役に抜擢されます。
そのビップは当時のヒューレットパッカードの最高責任者であり、その出会いにより彼女の人生が一変します。
“草履取りの秀吉”“地道な練習を積み上げたイチロー”
小事を大切にする気持ちと行いが、大きな結果を生む事を再認識するサクセスストーリーです。

 

育てるシリーズ  ~育てるという事(第3回)~
~“会社を育てる” 取締役顧問 出村 剛
  

「企業は人なり」と言いますが、会社を育てる第一歩は人を育てることだと思います。
人を育てるためには社員を採用しなくてはなりません。
だが、数人で始めた創業当時の弱小企業へ、「就職したい」と言う若者は皆無でした。
周辺の高校や高専や大学を回り、就職担当の先生方に頭を下げたが、何の成果も無かった。
そんな時、大阪府立高専の教員をしていた私の友人がやって来て
「私が顧問をやっている吹奏楽部で、放校になった落第生が1人居て、この若者を君の会社で面倒見てくれないか」という。
その話を聞くと……高専では3年生の終わりに進級試験をやって、駄目な者は更に1年間だけ3年生をやる。
その翌年の試験で駄目な者は高校卒の資格を与えて放校するシステムだと言う。
この生徒は熱心にラッパを吹きすぎて、3月末の進級会議で放校が決定した。
が、生徒にとっては突然のことだから身の振りようも分からず、顧問の私も心を痛めている、と友人が語る。
あずかった若者に最初は部品の塗装をやらせた。仕事に熱心だし、なかなか器用なので、次は機械の組み立てをやらせると、図面を理解する力もつき、腕前を上げてきた。
つぎに制御盤の組み立てもモノにした。
更に高度な自動制御のプログラムを設計させると、これもたちまちモノにした。
これに味をしめた私は毎年高専から数名の落第生を受け入れ、色々な分野の仕事を訓練した。
こんな状態を数年間も続けると我が社は落第生の集団と化した。
まあーエエか! 私も大学受験を幾度となく繰り返した落第生だから……。
そして時間は40年ほども過ぎた今日、現在の我が社を支えているのは、その当時の落第生集団であります。

 

 

 

 

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