イデヤっ子通信
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2019年6月号イデヤっ子2019年6月号~ 大型標準槽 GZY槽 ~
製 作 記 ~ 大型標準槽 GZY槽 ~
展示会で“ナイセ君”を見て、「もう少し大きな槽はないの?」とおっしゃる方が沢山ありました。そのご要望にお答えするのが、弊社のGZY槽シリーズです。
GZYは自由自在の“じざい”から付けた名前で、多様な目的に合わせた標準槽です。この槽には間口がA4サイズ~A1サイズまでの4種類を用意しています。右の写真はA3タイプです。このGZY槽を使ってワーク取付具や電極などを取付けた”めっき実験槽”として、或いはGZY槽を並べて手作業で薬液処理を行う簡易な生産システムなどに対応しております。このGZY槽にはヒータ、温度制御ユニット、空焚き防止液面センサー、液循環ポンプを標準装備しています。
イデヤっ子のひと ~ ロボットの有効活用? ~
弊社の在る京都は世界の各国から沢山の観光客がやって来て、
ホテルの建設ラッシュは止まることを知りません。そんな中、京都駅に”恐竜ロボット”が受付をする面白いホテルがオープンしました。私の感覚では自動チェックイン装置で充分であり・・・「そこまでやるの!」と思います。
”美味しくて安いレストラン”の要求に対して、アメリカの学生達が投資して全自動ロボットレストラン”スパイス”を開店しました。この店では調理からスパイスの調合まで全ての料理をロボットが行うので味のバラツキが無く、値段も安いので大変に好評だそうです。しかしお客様がこのシステムに慣れてくると、料理に対して更に高いクオリィティーと接客サービスを要求するようになり、頭の痛いところだと言います。
本誌で以前に紹介しましたが、弊社でもロボットの活用に高い関心を持っており、密かに研究を進めています。 めっき作業のロボット化は上記スパイスと同様に低コスト、表面処理の品質向上をねらい、それらを実現する アイデイァをひねりだし、挑戦していくのがイデヤの仕事と考えています。だが、弊社の受付窓口のロボット化は考えておらず、チャーミングな笑顔でお迎えいたします。
イデヤの知恵袋 ~ 創造するイデヤ メカ設計チーム編 ~
前回に続き、弊社の経営理念「創造」に関する座談会です。
今回は弊社の機械設計を担当する笹田と林です。
林 「創造的に仕事をするのは文字通り生き甲斐をを感じますが、 大変に難しい事だと思います。それは新しいことへ挑戦し続けることだからです。家庭の料理では自由な発想で挑戦できますが、設計の仕事では慎重になる。」
笹田 「たしかに(笑)・・・設計ミスが出ると再設計、再制作などコスト的、時間的ロスが大きいので知らず知らず慎重になります。
だが、創造的な仕事は挑戦でもあり、失敗を恐れては前へ進めない。そのバランス感覚が大切だと思います。」
林 「主婦業をしていた私が設計の仕事を始めて2年が経過しますが、他の人の設計を見て真似る段階から未だ抜け出せていない。先日の学校参観日、子供の体育の授業を見ました。お母さん方は子供の授業の様子を熱心に見ているが、私は広い体育館の骨組みをしっかり見てしまいました(笑)」
笹田 「設計という仕事をしていると、いろいろな物に目を引き込まれることが多いし、それを設計した人の頭の中まで想像してしまいます。また自然現象にも関心が出て、風呂の排水の渦巻きを見詰めたこともあります。 私は3Dプリンターで部品を作る仕事もやっていますが、溶接や切削では作れなかった構造の物が自由な発想で 実現できるのも面白いことです。」
お二人のとても真面目な姿勢を感じる対話となりました。弊社の斬新なめっき・表面処理技術は、お二人の頑丈な土台の上に成り立っている様子です。