
イデヤの結晶
~開発や装置製作の事例
過去の多様な製作事例を、ご確認下さい。
『めっきや表面処理における生産革新』
化学処理、薬液処理、表面処理、めっきの為の機器や装置を製造販売しています株式会社イデヤです。
弊社は、お客様の困った解決の為、実験機器から装置製作までを請け負う会社です。
前回に続き、1個流し式めっき装置について、案内させて頂きます。
今日は、品質とコストです。
まず、バッチ処理式めっき装置の場合、どうしてもめっき被膜の膜厚がバラつく傾向にあります。
言うまでもなく、電解めっきは電流の集中する端にめっきが厚く付き、そうでない箇所は薄くなります。
このような場合、薄くなる箇所で最低限度付けるべきめっきを付ける事になりますので、電流が集中する箇所には、無駄なめっきが厚く付いてしまう事になります。
そして、この時のめっきが貴金属、すなわち金、銀、ロジウム等になりますと、無駄に厚く付ける
めっきの費用が膨大な金額になります。
一方で、1個流し式めっき装置は、ワークを1列に並べ、全て同じ処理経路を通って処理しますので、
品質の安定性は格段に向上します。
結果、無駄なめっきを付ける事もなくなります。
以上の様な事から、1個流し式めっき装置は品質の安定性と、貴金属めっきのコストダウンに、大きな
効果を発揮します。