イデヤっ子通信
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2024年12月号2024年12月 展示会報告 ~“モノづくりワールド九州”~
展示会報告 ~ 2024年12月 “モノづくりワールド九州” ~
12月11日から3日間、マリンメッセ福岡で開催された『ものづくりワールド九州』に出展いたしました。
展示会では、ロボット式ナイセの実機を展示し、稼働中のロボットと処理槽内での攪拌を実演しました。来場者の皆様からはさまざまなご意見をいただきましたが、特に開発拠点の方々から注目をいただきました。ご要望としては、めっき装置における省人化と作業者の安全性向上が挙げられました。特に、手作業からの脱却を求める声があり、従来の「ビーカーを使った手作業の実験」から、自動化へのシフトが進んでいることを感じました。
また、大型ラック式やバレルめっき装置を使用されているお客様からは、将来に向けて小型装置の必要性を感じているとの声もありました。3~4年先を見据えて情報収集を
行っている様子でした。
さらに、来場者の中には中国からのお客様もいらっしゃいました。その方からは、
「このような小型めっき装置は見たことがない。水処理や排気処理が一体化されていて
非常に便利だ。これなら政府機関への申請も楽になる」とのお言葉をいただきました。
今回の展示会を通じて、多様な視点や考えに触れることができ、新たな気づきを得ること
ができました。お客様のご要望やニーズは、既存製品のブラッシュアップや新製品開発に
大きな影響を与えると感じています。今後もこうした交流を通じて新たな気づきを得ながら、装置の進化を目指してまいります。
編集者のひとり言 ~ピンチをあえて招く! ~
帝国データバンクは2024年10月24日、創業100年以上を迎えた老舗企業の数が、 今年9月時点で前年から2063社増え、計4万5284社に達したと発表しました。一方で、老舗企業の倒産件数は110件に上り、過去10年間で最も多かった5年前の水準にすでに並んでいるとのことです。その主な原因として物価高による採算悪化が挙げられるほか、後継者不足も深刻な問題となっています。栄枯盛衰は世の常ですが、老舗企業の倒産が増加する現状には、日本社会の変化を感じずにはいられません。そんな中、伝統を守りつつ革新を続ける料亭が京都にあります。それが「和久傳」(わくでん)さんです。
和久傳さんでは、百貨店で販売する弁当や和菓子、高級料亭の運営まで、幅広い事業を展開しています。
特に東山に位置する高台寺 和久傳さんは、ミシュランで何度も星を獲得した名店として 知られています。この料亭で料理長を務めるのは、なんと39歳の若手、鶴田信介さんです。比較的保守的な和食業界で、若くして料理長を任されるのは異例のこと。この大胆な決断を後押ししたのが、和久傳の女将、桑村祐子さんです。桑村さんは次の ように語ります。
「私はなぜか、“安定”という言葉に不安を感じます。ベテランの料理長を雇い、
同じことを繰り返していれば、そこそこの経営はできるでしょう。しかし、それでは新しい発見もなく、成長もありません。実際、鶴田を料理長に任命したのは彼がまだ33歳の時でした。当然、日々さまざまな問題が発生しましたが、そこには必ず新たな改革の種がありました。失敗を通して従業員も成長します。そう考えると、“不安定”ほど面白いものはありません。」
眼前の結果に左右されず、事業や人材を長い目で見つめ、長期的な発展を目指す経営姿勢。この懐の深さこそが、老舗の伝統と革新を両立させる秘訣ではないでしょうか。時代の移り変わりやお客様のニーズ、そして店の状況に常に敏感であり続ける姿勢が、150年を超える和久傳の歴史を築いてきたのだと確信しました。
社員のひろば ~年の瀬の幸せ~
最近の朝礼で、社員Kさんの一言です・・・
年の瀬になると、『そろそろ年末のジャンボ宝くじだな』と思います。
しかし、当選する確率は160万分の1らしく、我が家では買う事はありません。
でも、毎年、子供達とその事についいて話すのが、わずかな年の瀬の幸せです。
『もし1等が当たったら、どうする?・・・うーん』(笑)
皆様、良いお年をお迎え下さい
株式会社イデヤ 編集者 電話:0774-72-5361 E-mail : sales@ideya.co.jp |