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イデヤっ子2021年8月号 ~ ロータリー式表面処理装置 ~

製  作  記 ~ ロータリー式表面処理装置 ~
 ロータリー式表面処理装置を製作しています。
 右写真のように、ターンテーブルにワーク用ハンドリングジグを
16式、等分配置しています。ひとつのジグに4個のワークを保持し、
1分に1回、ロータリーテーブルをピッチ送りします。そして、槽が
上昇し、必要な処理を実施し、設定時間後、槽が下降します。
 弊社はこのようなロータリー式の装置を、過去数百台と言うレベルで製作しました。その理由は、次のような事からです。
(1) シンプルな搬送機構で、各工程へワークを一括搬送できる。
(2) 円形配置により、装置がコンパクトになる
 (ただし、処理プロセス数が多くなると、逆効果の場合もあります)
 このロータリーのピッチ搬送を可能にしているのが、インデックスユニットです。
今回のユニットは過去の物と比較しますと、かなり小型の物になっています。それは、弊社が得意にしている“木材+FRP技術”でターンテーブルを製作し、その軽量化に成功した為です。
 具体的には、木材+FRP式の重量が3.5kgであるのに対して、SUSで製作した場合、その重量は約25kgとなり、約1/7の軽量化になります。
  今後もこのような軽量化を、いろいろな搬送機能に活用し、省エネに貢献していきたいと思います。

編集者のひとり言  使命を生きる・・・司馬遼太郎記念館にて 
 弊社製造部の吉田は、無類の読書愛好家です。毎朝5時に起き、1時間を
読書の時間にあてています。聞くと、彼の月の平均読書数は、多い時で10冊に及ぶようです。そんな吉田に好きな作家を聞いたところ、即座に“司馬遼太郎”の名前を上げました。
 「司馬さんの簡潔かつ小気味良い文章が大好きです。そして、よくある受け狙いの安っぽさが無いのも魅力のひとつです。」
 実は、司馬遼太郎さんが執筆活動をされたご自宅が、弊社より西へ30kmの東大阪市と言う所にあります。今は記念館として、一般公開されており、早速、編集者が見学に行って来ました。
 記念館では、司馬さんの書籍、資料が展示され、またテレビのインタビューが放映されています。それらを通して、編集者は二つのキーワードを感じました。
 ひとつは、調査、研究にかける膨大な労力です。ひとつの作品を書き上げるために、平均して400冊の本や資料を読むとの事であり、その為に収集された書物が、自宅を埋め尽くしています。
 あとひとつは、彼の想像力です。司馬作品は歴史的事実を研究した歴史書ではなく、歴史小説であり、対話のシーンも多々あります。
このような対話に登場人物の背景や心情が反映されるのは当然であり、そこには司馬さんの想像力が余すところなく、発揮されています。
 こうした司馬さんの力の源泉は、20歳の頃に経験した、“敗戦”にあるようです。日本はなぜ負けたのか? 日本人とは何なのか? そうした疑問が、彼の中にフツフツと湧き上がり、この謎解きに、彼は人生をかけていったようです。
 自らの使命に向き合い、全うした司馬遼太郎。未だに多くの読者を魅了するのは、それぞれの作品の面白さだけで無く、こうした彼の生き様もあるのかもしれません。

株式会社イデヤ 編集者
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