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デヤっ子通信

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2025年4月号2025年4月 ~ 1個流しのめっき装置 ~

制 作 記 ~ 1個流しのめっき装置 ~

  先日、とある経済番組が、“昔は大量生産と呼んだ言葉も、今では

過剰生産と言う”と報道していました。それは、大量生産の先にある

大量廃棄を、問題視している事から、このように表現したようです。

  このような中、弊社は多品種少量生産に向け、1個流し式めっき装置

を扱っています。ラック式やバレル式の様な大量バッチ式ではなく、

対象ワーク1個ずつをハンドリングする方法です。

  この方法は、めっきと言う観点で無駄を省く事ができます。

バッチ処理の場合、どうしてもめっきの膜厚がバラつく傾向にあり、

最低膜厚を維持するため、無駄なめっきを付け過ぎる箇所が出てきます。

  そこで、できる限り膜厚の均一性を維持しようとすると、ダミーワークやダミー材を投入する事となり、

これもまた、ダミーと言うモノを使い、そこにめっきを付ける事になります。

  更に、対象のめっきが貴金属、すなわち金、銀、ロジウム等になりますと、費用も大きな額になります。

  一方で、1個流し式めっき装置は、ワークを1列に並べ、全てのワークが同じ処理経路を通りますので、

膜厚の均一性は格段に向上します。めっき槽内に投入するワーク数量も確認しており、それに応じた必要電流を

かける様にしています。

  結果、無駄なめっきやダミーを必要とせず、環境負荷も少なくなります。

  1個流しめっき装置・・・時代の流れと共に、より良いモノにできればと思います。

編集者のひとり言 自然災害で見えるリーダーの資質

  京都の酒処、伏見(フシミ)。その成り立ちは、豊臣秀吉の頃に遡ります。

当時、この地では非常に質の良い水が湧き出た事から、茶の湯を愛した秀吉が、

この地に城を築き、そして、家臣達の為、城下に酒蔵を配備したようです。

  その伏見に1596年、推定マグニチュード7.5の大地震が発生しました。

世に言う“慶長伏見地震”です。死者の数が1,000人以上を数えたと

伝えられており、城を含め、多くの建造物が倒壊したと記録されています。

  これらの建造物の中には、秀吉が建立を命じた大仏がありました。

一夜城で名を挙げた秀吉は、この大仏建立に際しても強度よりスピードを

重視し、銅製ではなく、木材での建築を指示しました。結果として、木製の

大仏は、跡形もなく破壊される事になり、秀吉の評判は地に落ちたと言われて

います。

  更に、地震で皆が疲弊しているにもかかわらず、秀吉は朝鮮出兵を命じて

おり、家臣達から疑念を持たれるようになりました。

  かの歴史研究家、磯田道史氏は言います。

『一見、不可抗力ともいえる自然災害においても、その対処によりリーダー

の資質が問われます。

  慶長伏見の大地震と朝鮮出兵で、秀吉は家臣の信頼と言う大きな力を失いました。

  一方、徳川家康は、災害後の復旧、復興に集中し、家臣と共に、その力を温存しました。

  この大地震の時点で、既に次の世の方向は決まっていたと言っても過言ではありません。』

誰にでも想定外の自然災害や不遇に直面する事があり得ます。そうした時こそ、それをバネに浮上できるか

どうか?

  それはリーダーの力にかかっているという事でしょうか?

社員の風景  ~ 脱・三日坊主! ~

  『今回のダイエットと筋トレは、三日坊主にはしたくない!』

  先日の朝礼で、弊社のAさんが発言しました。そこで、Aさんにその秘策

を伺いました。

 『今回は張り切らない事にしました。無理なく、小さな事からコツコツです。

そして時間が経ち、習慣化してしまえば、逆に止める事はできなくなると

思いますから・・・』

  半年後が楽しみです!

 

株式会社イデヤ 編集者
電話:0774-72-5361 E-mail : sales@ideya.co.jp

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