イデヤっ子通信
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2023年6月号イデヤっ子2023年6月号 ~ WAFにめっきを付けてみました! ~
製 作 記 ~ WAFにめっきを付けてみました! ~
弊社は今後、WAF(FRP補強木材)を活用する幅が広がると考えています。
そうした中、先日のアイデア会議で、一人の社員が妄想をつぶやきました。
「WAFにめっきができたら、便利ですよね・・・」
確かに、これができると、次のようなメリットがあります。
(1)金属部品を減らす事ができ、レアメタルも削減できます。
(2)ユニットを構成する部品点数を減らす事ができ、工期を短縮できます。
となると、すぐにやってみるのが弊社です。早速、開発部が実験を実施しました。
めっきは無電解ニッケルめっきを下地にした、ニッケルめっきです。無電解の前処理で、若干の工夫をしたところ、密着強度も問題無く、写真の様なめっきを付ける事ができました。
今後も実験と評価を継続していきます。
編集者のひとり言 ~ 宇宙への移住を現実に!~京都大学 総合生存学館にて
(後半)~
いろいろと興味深いお話を伺った後、弊社のWAFを実際のサンプルと共に、紹介させて頂きました。
弊社の技術部長/中島が説明し始めると、すぐに活発な議論となりました。聞くと、人工衛星に使う木材は耐中性子及び耐紫外線機能を持つ必要があり、木材の表面に樹脂を塗ったWAFは、応用の可能性があるとの事です。
少し先になりますが、弊社が評価サンプルを造り、京都大学さんで評価して頂く方向になりました。
そうした中、弊社が現在、“ラワン材”を活用している事を説明すると、村田先生から次のような意見を頂きました。
「熱帯地域の天然林保護を目的に、ラワン材の活用は出来る限り控える方向にあります。2020年に開催された東京オリンピックでも、施設建設 でラワン材の1種、メランティが使われた事で、少し問題になりました。ラワン合板の品質は非常に良いのですが、この様な背景から、できる限り使用は控えた方が良いですよ。」
弊社は脱プラスチックを掲げて、木材を使い始めました。しかし、今後は使う木材にも配慮し、選定していく必要がある事を、改めて認識しました。
ちなみに、右の写真は、村田先生のアドバイスを受けて購入したゴムの木の集成材です。
こうした廃材の有効活用も進め、より地球環境に役立って行きたいと思います。
社外の風景 ~ 手に職を付け、頭に職をつける?! ~
2024年度の卒業生をターゲットにした企業説明会“京都ジョブ博 2023”に参加して来ました。場所は京都市内にある“みやこめっせ”で、出展社数は100社という規模でした。
今回の説明会で、弊社が前面に出したキャッチコピーが次の言葉です。
“手に職をつけ、頭に職をつけませんか?”
今の時代、仕事を探す人たちにとって、企業規模や会社の歴史よりも、自分が何を身に付ける事ができるのかが、重要だと言われています。そこで打ち出したのが、この言葉です。
“手に職をつける”と言う言葉は、誰もが理解できます。対して、学生の皆さんから質問を受けたのが、“頭に職をつける”です。対して、弊社の森田は次のように説明した様です。
「弊社はお客様のご相談を受けて、アイデア会議を実施します。課長も部長も社長も関係なく、関係者が集まり、思いつく事やアイデアを議論します。そし て、入社早々の社員の方でも、良いアイデアであれば、採用します。こうした事を繰り返していき、常識や実績に縛られない、柔軟な思考になっていく事ができます。
これが頭に職をつけると言う事です。
ロボットが便利になろうが、チャットGTPが普及しようが、手に職をつけ、頭に職を付ければ、怖いものは無いと思います。」
一人でも多くの学生さんに、弊社の理念が響いていれば、これ程嬉しい事はありません。
株式会社イデヤ 編集者 |