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デヤっ子通信

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2021年3月号イデヤっ子2021年3月号 ~ FRP合板の強度 ~

製 作 記  FRP合板の強度 
 脱プラスチックをテーマに、弊社で取り組んでいる木材上のFRP技術ですが、環境への配慮以外として、その機能もしっかり維持する必要があります。
 その為、先日、弊社の技術者が京都府中小企業技術センターへ行き、強度について、試験評価を実施しました。
 ●試験片:木板にFRP処理をした物:幅30mm×長さ300mm,厚み13.6mm、FRP処理は両面に各1層
 ●FRPの補強繊維はロービングクロス(570g/m2)
[荷重とたわみ量]

荷重 (N)

50

100

200

300

400

500

たわみ量 (mm)

0.42

0.67

1.14

1.59

2.07

2.53

 本結果より破壊応力を計算しましたところ、72MPaとなりました。
参考として、塩ビ板の破壊応力は52~58MPaです。
 また、本実験材料に使用した樹脂の量は120gですが、同じ寸法を
全て塩ビで製作した場合、1775gとなり、樹脂の削減率は93.2%です。
 この通り、現在、採用している材料が、脱プラスチックを実現した
強い材料である事がわかりました。

編集者のひとり言   芸術で“てめぇの人生”を生きる(前編) ~ 岡本 肇
 今回、お話を伺いましたのは、画家の岡本肇(おかもと はじめ)氏。絵画だけでなく、書物や縁起物、和雑貨等にも採用され、全国規模で活躍されています。実は編集者の一人が20代の頃、とある研修会で知り合い、既に30年近いお付き合いという事。今回、そのご縁で掲載を頂戴しました。
 今月と来月の2回シリーズでお届けします。
編集者: 早速ですが、ご年齢と絵に興味を持ち始めた経緯等をお伺
    いできればと思います。
岡本氏: 1942年生まれの78歳で、大阪生まれの大阪育ちです。
     幼少の頃から既に絵を描く事が好きだったようで、母親が
    早くに気づき、6歳の頃、絵画教室に通わせてくれました。
    6歳と言えども、その絵画教室は厳しく、当時叩き込まれた
    「観察力」は、今でも私の基本になっています。
           そんなこんなで小学校に入学しましたから、絵の授業では先
    生の言う事には耳を貸しませんでした(笑)。と言うのが、
    その頃から既に「自分に嘘をつくのは嫌」「他人と一緒は
    嫌」と言う性格でしたからね。それで、小学校5年の時にとうとう
    キュービズム(ピカソの画法)を使った絵を授業で描いてしまいました(笑)。
編集者: いつ頃から絵で食っていく事を意識しましたか?
岡本氏: 高校生の頃、喫茶店を借りた個展で、私の絵が売れた時です。
    で、そこから間もなくデザインの仕事を頂くようになりました。
    すると、ドンドン仕事が入ってくるようになり、デザイン画の価値もドンドン上がりました。
    1枚で云百万円にもなったぐらいです。
     しかし、そんな順風満帆なデザイナー生活に、私は全く満足できませんでした。自分の中から
    湧き出るものを描きたかった。それで40歳の時にデザインの仕事を全て辞めて、10年間、中国へ
    武者修行に出たんですよ。
編集者:エー! すごい勇気ですね!
    岡本氏:確かに、デザインの仕事を辞めるということは、経済的にも業界内の信頼関係として
    も、大きなリスクになりますからね。通常の感覚でいくと無茶苦茶ですね。しかし、私には不思
    議と何一つ心配はありませんでした。そして、今思うと、ここが“デザイナー”から“画家”への大
    きなターニングポイントでした。
    (来月に続く)

“イデヤっ子”編集部  TEL:0774-72-5361 E-mail:sales@ideya.co.jp

 

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