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デヤっ子通信

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2021年1月号イデヤっ子2021年1月号 ~ 50周年 特別企画 ~

50周年 特別企画  「50才のイデヤ」最終回 創業社長 出村 剛  全5回シリーズ 
 イデヤが長年、軸足を置いた半導体業界。特に日本勢の勢いが急速に薄れ始めてきた。
 本家本元の日本市場で売れなくなった分を海外で補うことができず、イデヤの経営は縮小の道をどんどん進んでいった。このまま放置するとナメクジが塩に溶けてしまう……
 創業以来、お世話になってきた日本の半導体業界だが、そこを足場に生きて行くことが困難となり、否応なく「脱半導体」の方向へ舵を切った。そして今まで蓄積してきためっき技術と、新しいことへ挑戦する開発力を国内に絞って売る方向へ進み始めました。
 日本の物作りは海外へ出て行って空洞化し、それまで沢山あっためっき業者も減り続けています。そんな環境の中でめっきに関わる仕事を選ぶのは正解だろうか?という疑問が出てきます。
 一方では、日本の産業界が激しく変化している時期だからこそ、めっき技術や装備も進化しなくてはならないだろう……そこに我々の仕事場がある、と意を決して歩き始めました。
 そして数年が経過した今日、その方向が正しかった、と思い始めています。
 企業規模の大小にかかわらず、時代変化を先取りし、果敢に挑戦される多くのお客様と出会うことができました。そんな熱意に触れ合いながら、一緒に仕事ができる喜びを噛みしめています。

年頭のご挨拶   「2021年 大変身元年  代表取締役  中島 弘 ~
 明けましておめでとうございます。
 欧米を中心に、環境に配慮した商品を選ぶ「エシカル消費」が広がっています。日本に於いてもスーパーのレジ袋が有料になるなど、世の中の消費環境が変化してきました。このエシカル消費は、最近よく耳にするSDGs(持続可能な開発目標)にある、17のゴールのうち、ゴール12の「つくる責任・つかう責任」に関する取り組みです。
 弊社の商品は「自動機等の精密機器と薬品を融合した」装置ですので、薬品に強いプラスチックスを多用しています。そのような中、我々は今、このプラスチックスを削減するモノ作りに取り組んでいます。
 それは本誌でも何度か紹介しています通り、天然資源である木材を活用する方法です。この木材を最初に活用したのが、装置の安全カバーでした。塩ビ板で造っていたカバーパネルを、木製のポリエステル化粧合板に置き換えました。更に、薬品を取り扱う処理槽やタンクにも、塩ビやPP樹脂を止め、木材を活用し始めています。具体的には木板で組み立てた箱の表面を、FRPで補強する方法です。これにより、耐薬品性に優れ、軽くて丈夫な部品に仕上がっています。また、金属部品についても木材やFRPへの切り替えに取り組み、プラスチックスの削減に限らず、軽量化を実現しています。このように、環境に配慮した「めっき・表面処理装置」を製作するため、「新しいモノ作り」に挑戦しています。
 この実現には社員の皆さんとご協力頂いている業者の方々に、変身して頂く必要があり、その事を厳しく指示しています。今までは右手にドライバー、左手に六角レンチでしたが、今は右手にハケ、左手にゴムヘラです。そして、このような変身はモノづくりだけでなく、営業にも指示をしており、小さな装置であれば、営業マンがトラックを運転し、納品に行くようにさせています。これらの変身が、地球環境、社会、お客様により良い提案ができる種になると、私は確信しています。
 以上、2021年は弊社の大変身元年となります。ただし、このような変身も、自己満足でなく、皆様に喜んで頂けない事には、意味がありません。
 どうか本年も引き続き、皆様の厳しいご指導と暖かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

本日よりオートモーティブワールドが開催され、予定通り、弊社は出展しています。コロナ禍ではありますが、主催者も万全の体制を整えています。是非ご来場下さい。
 株式会社イデヤ編集部 TEL:0774-72-5361 E-mail:sales@ideya.co.jp

 

 

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