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デヤっ子通信

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2020年7月号イデヤっ子2020年7月号 ~ 「新たなモノづくりに向けて」~ ①FRPの活用 ~後編~

革新への一歩   「新たなモノづくりに向けて」~  FRPの活用 ~後編~ 
 前月号ではFRPの魅力や具体的活用例を、藤井先生のお話を中心に掲載しました。
今月は前川先生のご質問を受けて、イデヤで具体的にどう活用しているかを掲載させて頂きます。
(中島)お配りした写真をご覧下さい。
    まず、装置の架台フレームです。
    従来、架台フレームにはステンレスのLアングル
    や角パイプを活用しました。それをFRPの継ぎ
    手とパイプで作成しました。結果、重さが約5分
    の1、コストは約3分の1にする事ができまし
    た。加えて、耐薬品性にも優れています。
    次に、薬液を入れる槽です。使う薬液にもより
    ますが、ほとんどの場合、槽には樹脂系の材料を
    活用していました。具体的には塩ビ、ポリプロピ
    レン、耐熱塩ビです。これを木材と言う自然素材
    にし、その上に和紙を貼り強度を持たせ、最後に
    エポキシ樹脂を塗布し、耐薬品性を持たせています。

(前川)具体的な使用例がよくわかりました。ところで、槽についてお聞
    きすると、非常に手の込んだ事をされているように感じます。
    そんな事をせず、樹脂の槽は加工屋さんから買ってくる方が、便利ではないでしょうか?
(中島)ご質問はごもっともな事ですね(笑)。実は、この狙いはプラスチックの削減です。
    我々はこれからも、人や環境の事を考えていく必要があり、このような革新を実行しています。
    ただし、前川先生の言われる手間については、我々としても無視できません。
    そこで、現在、製造工程の合理化を積極的に進めています。
(前川)プラスチックの削減は大切な事ですね。確かに、最近買い物に行くと、袋がもらえませんから
    ね?そのような事は他にも試しておられるのでしょうか?
(中島)はい。実は装置の外装カバーも木材をベースにした樹脂コート品を使用しています。
    結果、プラスチックの使用を80%削減しました。(本誌5月号にも掲載)
    なお、色はアイボリー、オレンジ、ブルーから選んで頂く事ができます。
(司会)お話し中恐縮ですが、時間に限りがありますので、今回はこのあたりで失礼します。
    ご参加頂き、ありがとうございました。
    次回の「新たなモノづくりに向けて」は紅葉の時期、和紙職人のお話をお聞きしたいと思ってい
    ます。
社内の風景  衆知を集める! 
 
弊社は装置が完成しましたら、関係者を集め、品評会を実施します。もちろん、設計担当者は最善を尽くし、いろいろな方向性から、装置の構成を検討し、設計を進めます。しかしながら、完成してしまうと、どうしても自分の発想が最適であったと思いたくなるものです。
 しかし、お客様の視点で完成した装置を見て、あれこれと改善を検討し、次へつなげることは非常に重要です。
 この様な事から、弊社は“衆知を集める”ようにしています。
 “自己の立場から見たまま、考えたままを、全ての相手に
  強いるのは間違いである ~ 松下幸之助”

株式会社イデヤ 編集者
電話:0774-72-5361 E-mail:sales@ideya.co.jp

 

 

 

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