イデヤっ子通信

イデヤっ子2017年10月号 ~実験用3槽カスケード洗浄槽”サンスケ”~

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製作記 ~実験用3槽カスケード洗浄槽”サンスケ”~
近頃、お客様から実験装置のご相談を良く頂戴します。
その様な中、
「実際の装置と同じく、3槽カスケードの洗浄実験槽があれば?・・・」
とのご要望があり、右の様な実験装置を製作しました。
展示会でも多数の方にご興味をお持ち頂きました。

 


展示会報告~
 関西機械要素技術展に参加してきました ~

今回は「めっき何でも相談所」と題して参加しました。
結果、多様な課題を抱えたお客様にご来場頂き、まさに弊社のブースは相談所となりました。 その中でも特に多かったのが、
「ちょっとしためっきであれば、自分達で対応したい」と言う、
めっき工程の内製化”です。
これらのご要望を早急に具現化すべく、検討を始めております。ご期待下さい。

 


読書の秋   ~私の1冊 取締役顧問 出村剛
 ~
読書の秋にちなみ、今月から4回シリーズで弊社役員の印象に残る書籍を紹介します。
謎のアジア納豆」高野秀行著 新潮社刊
岡山県の山奥で生まれ、育った私が納豆と言うケッタイナ食べ物があると知ったのは小学校の高学年の頃だった。
その頃の私の納豆知識は「煮た大豆を発酵させて、ネバネバした物らしい」という程度で、その臭いも、味も、食感も想像の域をでなかった。昭和33年、山奥から出て来た私は大阪の会社へ就職し、デパ地下で買い求めた納豆が初めての経験だった。その当時の大阪で納豆を売っている店はまれで、関東の食文化が関西へジワジワ浸透し始めた頃である。
此の本の著者はノンフィクション作家であり、発酵の専門家ではないが、ミャンマー奥地の旅をした時、妙な納豆に出合ったのがきっかけで、そのルーツ解明にのめり込んでいく。
著者は納豆を求めてネパール、ミャンマー、タイ、中国雲南省、そして日本の各地をさまよいネバネバに足を取られながら悪戦苦闘する顛末記が本書である。
日本では水戸納豆が有名で、日本の納豆のルーツが水戸かと思ったら、この納豆は宮城県から技術導入した明治以降の新しい商品らしい。また著者は日本の納豆発祥の地と言われる秋田県を訪れ、その製法を研究する。日本のネバネバ納豆は稲わらの枯れ草菌を利用するが、ミャンマーでは山に自生するシダの菌を利用し、製品は粘らない。著者は日本の色々な木の葉や草を利用して納豆を作ってみる。こうした研究を通じて、著者は照葉樹林帯論と納豆の関係に注目する。ヒマラヤ山脈の東端から東へ延びる照葉樹林帯はブータン、ミャンマー、タイ北部から雲南省、台湾、そして沖縄から西日本を覆い、関東平野で終わる。
結論として、日本のネバネバ納豆は照葉樹林帯の東端に生き残った、
アジア納豆文化圏の特殊な部類であることらしい。

 

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