イデヤっ子通信
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2021年10月号イデヤっ子2021年10月号 ~ 多彩なレシピに対応するロボット式めっき実験装置 ~
製 作 記 ~ 多彩なレシピに対応するロボット式実験装置 ~
弊社は開発や実験に向けためっき装置や表面処理装置のご相談を多数頂戴します。それらの一つは手作業で対応するもので、本誌でも紹介している“ナイセ君”に関連したものです。
一方で、ロボットを活用した自動搬送式めっき及び表面処理実験装置もあり、無人で多くのサンプルを製作することができます。ただし、この場合、サンプル毎にレシピを変更する必要があります。弊社はパソコン上で条件を設定し、それらをPLC内のデーターレジスタへ書き込む方法を採用しました。
右図はその条件設定の一例です。めっきや表面処理の各レシピが自由に設定でき、かつ、ワーク1→ワーク2→ワーク3と自動で順に処理を行います。
開発実験に向けた表面処理、めっき装置につきましては、手動、自動の双方でご相談下さい。
編集者のひとり言 ~ 喫茶“イデヤ” ~
「イデヤさん、今日は営業してますか? 3人ですけど・・・」偶に、このような電話が弊社にかかってきます。社内でもちょっとした話題になる中、先日、弊社の社員がネットでその答を見つけました。何と!同じ京都内に喫茶店“イデヤ”があったのです。その情報を受け、編集者が早速伺ってきました。
30年ぐらい前、よく街中で見かけた喫茶店の雰囲気であり、お世辞にも綺麗とは言いにくい外観です。それでも、珈琲でもとお邪魔したところ、年配の女性が「今日はもう閉店です」と、有無を言わせない感じです。その後、店主は友人と思われる女性と談笑していましたので、知り合いしか受け入れてない開店休業状態なのかもしれません。ですので、「この店名はどういう理由で付けたのですか」と聞く事もできませんでした。ただし、店の前には某左系政治団体のポスターが貼られており、学生運動が盛んであった京都で、“イデオロギー屋”として、熱き若人達のたまり場だったのかもしれません。
そこで改めて、編集者の頭は弊社名の由来に切り替わりました。弊社のイデヤは、アイデア=創造から来ています。51年前、創業者の出村が、「頭脳労働の重要性」を認識し、「創造は生きがいである」という経営理念を設定しました。以降、紆余曲折、力不足な部分もある中、このDNAだけは今でも受け継がれていると自負しています。先日も新しく取引を始めた外注業者さんが「イデヤさんは面白いモノづくりをされてますね! 我々も自分達の設計を考え直す必要があります。」と褒めてくれました。
10月14日、決算発表会見をしたファーストリテイリング(ユニクロ運営会社)の柳井社長が次のような発言をしていました。「我々はライフウエアーと言う新しい概念を作り出す事により、顧客を創造し、そして服を変え、常識を変え、世界を変えていく」と。
経営力、企業規模は月とスッポンの違いですが、我々と同様の考えを、柳井社長が発言していました。「イデヤと言う社名と経営理念を大切にしなければならない」編集者は門前払いの喫茶店を後に、思いを新たにしました。
展示会情報 ~ けいはんな オンリーワン技術展 ~
けいはんな地区にある企業を集めた無人展示会です。弊社のチルカップ式めっき装置を展示しています。その他、多彩な中小企業の展示物があります。
お近くへ行かれる事がありましたら、お立ち寄り下さい。・場所:ものづくりビジネスセンター大阪
(東大阪市荒本北1-4-17)
・開催期間:2021年10月4日~2021年12月27日 9:00~17:00
株式会社イデヤ 編集者 |