イデヤっ子通信
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2024年6月号めっきの内製化に“ナイセ”をお納めしました
製 作 記 ~ めっきの内製化に“ナイセ”をお納めしました ~
めっきの内製化に“ナイセ”をお納めしました。
弊社の“ナイセ”は、めっきの“内製化”から、その名前を付けました。 数年前の展示会で、めっきの内製化について、多くのご要望を頂き、企画、開発したのが始まりでした。
以降、多種多様なご相談、ご要望により、ナイセはめっきの内製化に留まることなく、表面処理全般、自動実験装置、サンプル生産装置や小型生産装置にまで広がりを見せるようになりました。
そうした中、今回、めっきの内製化を目的に、福井県の福井高圧ホース様が本機を導入して下さいました。本誌への掲載を快くご了承頂きましたので、その内容を紹介させて頂きます。
福井高圧様は高圧ホースの製造販売をされており、そこに使う金属部品の防錆に亜鉛めっきを施されています。大量生産品のめっきは、外部のめっき業者に依頼されていますが、今後、多品種少量や修理品に対して、迅速に対応する必要があるとの事であり、ナイセの導入を決断されました。
装置の概要仕様は以下の通りです。
(1)装置寸法 幅:1,000mm×奥行:800mm×高さ:1,000mm
(2)1槽の大きさ:150mm×130mm×深さ100mm
(3)ハンドリング:手作業
(4)プロセス:①電解脱脂 ②酸洗 ③亜鉛めっき ④硝酸活性 ⑤クロメート ⑥水洗(共用)
(5)水洗槽にはクローズド型排水処理ユニット付き
さて、装置の使用方法の説明をしている間も、次から次に破損したホースを抱えたお客様が来られ、それを5~10分で修理され、返却されていました。正に、自転車のパンク修理のイメージです。
こうした中、金属部品の破損が見つかると、新品を手配するか、再めっきを外注に委託するしかなく、そのスピード
が全く間尺に合わない、との事です。
弊社のナイセが微力ながらも、お役に立てればと思います。
編集者のひとり言 ~ 銭湯で汗を流し、知恵を出す ~
京都には多くの銭湯があります。その中でも、有名な銭湯の一つが『船岡温泉』です。その創業は大正12年に遡り、今でも残る建物や内装品は、国の有形文化財に指定されています。
創業当初は旅館業を営んでおられたようで、入り口は重厚な門構えです。
さすがに、脱衣場や浴槽を撮影する事はできませんでしたが、独特の内装から、その歴史を感じる事ができました。
さて、ここ最近は銭湯やサウナがブームのようです。“銭湯やサウナで整える”と言う言葉を、よく耳にします。
日本サウナ学会の加藤医学博士が、この“整える”について説明しています。
『サウナや温浴の後、水風呂に入ると、その冷たさから体は緊張状態になり、アドレナリンを分泌します。アドレナリンは集中力や覚醒作用を高めます。
その後、外気浴へ移ると、今度は体が緊張状態から解放されたと認識し、副交感神経優位、すなわちリラックスした状態になります。しかしながら、まだ水風呂で分泌されたアドレナリンが残っている為、リラックスしながら、頭が冴えている という独特の状態になり、この状態の事を、整えると言います。』
更に、この整った状態の時、良いアイデア等が出てくることが多いらしく、その為、経営者の方で半身浴やサウナに、メモを持って入る人が、結構居られるようです。
さて、こうした銭湯すなわち公衆浴場を非常に重用した国が、かの古代ローマ帝国です。ローマ人は公衆浴場をいろいろな目的に利用しましたが、500年と言う長きにわたる繁栄を支えた原因の一つかも知れません。
フランス人哲学者 モンテスキューは次のように述べています。
『ローマ帝国の成功は、過去の成功にこだわることなく、新しい環境や状況に、適応する能力が高かった事にある』歴代のローマ皇帝達は、正に公衆浴場で“整えた”のかもしれません。
いくつになっても学ぶ姿勢 ~ わらびが顔を出しました ~
先日、弊社の中島が『やさしい山のお天気教室』に参加してきました。目的は本誌でも紹介しています通り、趣味の山登りの為です。
趣味とはいえ、中島は既に64歳。それでも、新しい事を学び続ける姿勢には、素直に拍手です。
株式会社イデヤ 編集者 電話:0774-72-5361 E-mail : sales@ideya.co.jp |